和名:クチバスズメ
学名:Marumba sperchius
大きさ:48~51 mm (前翅長)
採集できる季節:6〜8
採集できる場所:奈良教育大学の理科棟前で採集されました。
説明:朽ちた葉(くちたは)のような色であることから、この名前がついています。翅の紋が、よく似た種には、ヒメクチバスズメやモモスズメがいますが、ヒメクチバスズメは、小ぶりで前翅の茶色い紋がおおくでますし、モモスズメは、後翅が桃色なので区別がつきます。幼虫は、クリ、クヌギ、コナラ、シラカシ、アラカシ、シイ、などのブナ科をたべます。

北海道(ほっかいどう)、本州(ほんしゅう)、四国(しこく)、九州(きゅうしゅう)、対馬(つしま)でみつかります。

かたちの

とくちょう

  • 触角(しょっかく)は、太い。
  • 背面は黄色っぽい茶色。
  • 頭頂(とうちょう)より、胸部(きょうぶ)背面(はいめん)にかけて、正中線にそった茶色のラインがある。
  • 前翅(ぜんし)の後角ちかくに、脉(みゃく)2のうえに茶色の円形紋が一つ、その下の縁(ふち)あたりに、茶色い班をもつ。
  • 後翅(こうし)の後角にも2つの円形紋がある。
さんこうに

した本

原色昆虫大図鑑I 北隆館

小学館の図鑑NEO昆虫 小学館